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参考資料
アメリカのFAR−91−17の中に、次のような項目がある。「飛行機曳航用の安全索は。曳航索の破断強度が全備重量の2倍を超す場合には、飛行機側とグライダー側の両方に取り付けなければならない。」となっている。安全索の強さは、グライダー側が基準になっていて、曳航されるグライダーの全備重量の80%から2倍までの強さのものを使用する。これに対して、飛行機側の安全索の強度は、グライダー側に使用されている安全索の強度の約25%程度強いものを使用しなければならない。もしも、過荷重で索が破断した場合、グライダーの主翼や他の部分に巻きつくのを防ぐためである。ウインチ曳航の安全索は、ほぼ飛行機曳航と同じで、グライダーの全備重量の1〜2倍の中間の破断強度を選ぶ。安全索が弱過ぎても強過ぎても共に危険である。

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